急性期医療が充実する一方、狭心症・心筋梗塞等の再発予防が重要視されています。 近年、社会復帰の為の急性期心臓リハビリテーション(以下「心リハ」)を施行する病院が増えてきました。 心リハは「急性期」で終わるものではなく「回復期・維持期」にわたり切れ目なく継続することが大切です。 しかし、地域において医師の監視下のもと安心して運動可能な、回復期・維持期外来心リハ施設は極めて少数です。 このため、循環器専門医の常駐する内科クリニックとして、森口クリニックは平成24年に外来通院型心臓リハビリテーションを開設しました。 「生涯にわたる快適な生活の維持」のため、今、外来心臓リハビリテーションが注目されているのです。
★心臓リハビリテーションについて、Q&Aで分かりやすく説明しています。
◆医師・看護師のほか理学療法士・管理栄養士が常駐し、患者さんを指導・サポートしております。
狭心症・心筋梗塞・心不全・心臓カテーテル治療後・心臓手術後・閉塞性動脈硬化症等の心臓病
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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9:15~11:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
13:30~16:50 | ○ | ○ | ○ |
※ 費用などの詳細は、当クリニックまでお問い合わせ下さい。 TEL 072-238-3355
~ 院長メッセージ ~
このように、心臓リハビリテーションには投薬治療だけでは得られない効果もあり、患者さんの明るい笑顔が増え、院内に新しい風が吹いたように感じます。
実際に、検査数値からも改善が見てとれ、心身ともにお元気になっていかれる様子を目の当たりにし、心臓リハビリテーションの必要性をひしひしと実感しています。
患者さんの自己管理力や積極性も向上し、また、患者さんと医師・スタッフとのコミュニケーションが増えることで信頼関係が生まれ、治療への相乗効果も出ているようです。
“適度な運動”が必要と分かっていても、具体的にどう取り組んでよいのか分からない患者さんに、心肺運動負荷試験(CPX)をもとに運動処方を行い、最適な運動指導を実践できることに大きな喜びを感じている次第です。
多職種(医師・看護師・薬剤師・コメディカルなど)からなる定期的なカンファレンスを開いています。情報の共有・意見交換を行い、個々の知識・技術の向上に努めて、チーム医療の実践を心がけています。
最近は、運動療法が十分にできない重症心不全や閉塞性動脈硬化症、脳血管障害や整形外科疾患合併例へのアプローチとして「和温療法」や「B-SES」など新しい治療にも取り組んでいます。
(定期的に行われる多職種参加の心リハカンファレンスの様子)
「和温療法TM」 は、鹿児島大学医学部 鄭 忠和先生(現在 和温療法研究所所長/獨協大学特任教授)が開発された「和む・温もり」療法で全身を気持ちよく温める治療法です。心臓の負担を和らげ末梢循環を改善すると同時に、精神的なリラックス効果も高める作用があります。循環器分野では、重症心不全・難治性潰瘍をとなう閉塞性動脈硬化症に有効とされ、当院では積極的に取り組んでいます。
※詳細は当院までお気軽にお問い合わせください。
和温療法研究所のHP
⇒ http://www.waon-therapy.com
G-TES(総合治療用電気刺激装置)の「B-SES」モードを使って、下肢すべての筋肉を他動的に動かす全く新しい電気刺激療法です。エルゴメーターやトレッドミルでの運動に難渋してきた患者様への運動を、ベッド上で安全に実施することができます。
↑クリックすると詳細(ブログ記事)が表示されます。
■毎年参加するという患者様にすすめられ、
2013年春、院長とスタッフが堺シティマラソンに初参加。
皆無事に完走しました。
■運動療法を行っている患者さんたちと、院長およびスタッフ(健康運動指導士や看護師さん)が、仁徳天皇陵の周囲をウォーキングしたりしています。
仁徳天皇陵は日本最大の前方後円墳であり、当院の近くには、このような運動に適した場所が他にもいくつかあります。
例年、春と秋に開催しているウォーキングイベント、院長やスタッフのマラソン参加については、スタッフブログをご覧ください!!